暗すぎる画像をGIMPで一括補正・変換する
GIMPでトーンカーブ補正
撮った画像が暗すぎた場合、GIMPでトーンカーブを補正すると修正できます。暗い画像では、トーンカーブの暗い側に画像の明度が偏っているので、トーンカーブを暗い側に寄せてあげると自然な諧調になります。複数の画像に適用したい場合、プリセットの右側の+マークから補正用のカーブを保存できます。 2018/11/25 14:42
大量のファイルのトーンカーブをバッチで修正
大量の画像のトーンカーブを一気に補正したい場合は、トーンカーブの設定をファイルにエクスポートして、PhotoLabのCurveBatchプラグインとPythonを使うと、特定のフォルダの特定の拡張子の画像を一度に変換できます。 http://gimpfr.org/contrib_photolabo.php#CurveBatch
トーンカーブ設定の保存と修正
トーンカーブ補正画面のプリセットの右の「◀」マークから「Export Current Settings to File...」を選び、適当な名前を付けて保存します。私の環境では1行目のコメントが日本語になっていたのですが、CurveBatchプラグインでは1行目が「# GIMP curves tool settings」であるべきなので修正します。 2018/11/25 15:35
CurveBatchプラグインの導入と適用
CurveBathプラグイン(photolab_curvebatch.py)をC:\ユーザー(ユーザ名)\AppData\Roaming\GIMP(バージョン)\plug-ins にドラッグ&ドロップしてGIMPを再起動します。メニューから呼び出して、対象フォルダ・拡張子・カーブファイルを指定すると、フォルダ内に変換後のファイルが別名で保存されます。 2018/11/25 15:41
RGBも補正できて便利
トーンカーブは明度だけではなくて赤緑青の色ごとの補正や保存もできます。ライティングが独特なワールドで撮影してしまった時にもある程度対応できます。画像の雰囲気も変えられるのでやってみては。 2018/11/25 15:57
※多数のファイルに同じ補正をバッチで掛けたくてやってみたらできたので書いた。python-fuやgimp_curves_splineを使ってスクリプトを書くまでもなかった。自分で複数の処理を組み合わせたバッチを作りたい場合にも、PhotoLabのサンプルは参考になりそう。