Oculus Quest/Goに有線・無線で非公式アプリを転送する

コマンドプロンプトからアプリを転送

Oculus Questに非公式アプリを有線のUSBや無線のWiFi経由で転送する手順
①adbをPCにインストール
②Questを開発者モードにする。スマホのOculusアプリ→設定→Questを選択→その他の設定→開発者モード→On
③QuestとPCをUSBケーブルで接続
④Quest内で接続を許可する
2019/6/1 22:01

コマンドプロンプトで「adb devices」を実行してデバイスが認識されているのを確認する。List of devices attached以下に何か表示されてればOK
⑥USB経由でapkを転送する場合はここで「adb install -r ~.apk」を実行すればよい。
⑦「adb tcpip 5555」を実行。以降無線経由で接続できるようになる。
2019/6/1 22:02

⑧USBケーブルを抜く
⑨Questの眉間のセンサを覆ってスリープを防ぎつつ、IPアドレスを確認する。192.168.0の部分は調整してね。
arp -a | find " 2c-26-17" || (for /l %i in (1,1,254) do @ping -n 1 -w 0.1 192.168.0.%i >NUL) && arp -a | find " 2c-26-17"」
参考:
eijiyoshida.hatenablog.jp
2019/6/1 22:02

⑩「adb connect IPアドレス:5555」を実行。IPアドレスは⑨で確認したもの。
⑪「adb install -r ~.apk」を実行。~.apkはインストールしたいapkファイルのパス。
2019/6/1 22:02

adbのお手軽な入れ方はこちら

2019/6/1 22:04

SideQuestでAndroidアプリをQuestに転送

SideQuestを使うと、グラフィカルなアプリストアをPCで操作して非公式のAndroidアプリをQuestに入れられるようになります。Questにランチャアプリも入れられます。

vr-maniacs.com

クラスタ化され、パーソナライズされる社会

文化や好き嫌いや共感で生まれるつながり

文化や好き嫌いや共感によるクラスタリングとかチーミングは、これから緩やかに広がっていくと思う。 2019/5/29 19:00

文化の衝突と、繋がりのオンライン化

多くの人は文化の違う多数の人々と軋轢を起こさずに生きていけるようにはできていないし、合う人や文化が見つかれば物理的距離を越えて互いに繋がることができる。ネットやTwitterなどが広まったことで、これが実証されたということなのだろうと思っている。 2019/5/29 19:02

多数派量産のための社会と教育

そもそも画一的な試験に通ったという薄い共通点しかない多数の人が、学校や会社で均質な社会を築くことを想定して、それに適合できる人を優遇して奨励して量産しようとするシステムが、これまでの社会や教育だったのだろう。 2019/5/29 19:04

それは、多数派の人を対象につくられたものだから、適合できる人には利益があるけれどそうでない人には生きづらい仕組みでもあった。個人別にシステムを調整するリソースやツールにITが使えない時代につくられた仕組みとしては、相対的に多くの人の幸せと社会の維持が実現できる合理的なものだった。 2019/5/29 19:05

ITによる、個人化・自由化・オンライン化

しかし最近は、個人化・自由化・オンライン化をサポートするツールとしての、インターネットやモバイルデバイスやコミュニケーションツールが、殆どの人にようやく行き渡りつつある。これは、確実に今後の社会や教育のありかたを変えていくだろう。 2019/5/29 19:07

機械にパーソナライズされるヒトの嗜好

更に、機械学習によるクラスタリングやリコメンデーションはこれを加速させる。SNS検索エンジンアルゴリズムも、知らないうちに私達の知識や判断や常識や感情に影響を与えている。今まではテレビが担っていた画一化された娯楽は、パーソナライズされたスマホの画面に置き換えられつつあるわけだ。 2019/5/29 19:09

オンラインの繋がりも社会の一部

フォローやいいねやフレンド経由の情報が何かの判断基準になっていたり、物理世界のつらみをネットの友人に心理的に助けてもらった経験のある人も少なくないと思う。たとえ生身のアバターを知らないとしても、相互に影響を与えあって、ときには支えにすらなる。実質的に社会の一面だと言えるよね。 2019/5/29 19:11

更に言えば、この一連のツイートを、社会と何のつながりもなく見つける人は殆ど居ないだろう。あなたがこれを読んでいること自体が、あなた自身がどこかのクラスタの辺縁に居ることの証左でもあるわけだ。意図の有無に関わらず、あなたも既に、複雑なネットワークを構成するノードの一部なのだ。 2019/5/29 19:12

機械で進むクラスタ化、リコメンデーションとの対峙

一旦まとめ。文化や好き嫌いや共感によるクラスタリングは進む。機械学習SNS検索エンジンなどの手引きと共に。私達の接する教育や社会は、画一化からパーソナライズ化の方向に舵を切っていく。私達は、機械やソーシャルのリコメンデーションをうまくコントロールして付き合うことが大事になる。 2019/5/29 19:14

VRが人と物理空間の密結合を解除する

VRの凄さは物理空間と人間との一対一の密結合を解除できるところにある。今までは人がその場にいなければならなかった事のうち、本当に身体を必要とすることと電子化できることを、別々に実現する手段になる。人や物の存在と移動を前提とした全てのシステムがVRの普及に影響を受けるのは確かだと思う。
2019/5/19 15:03

更に言えば、VRは人の意識を、人体の形と大きさから解放するものでもある。VRアバターは人のサイズと一致している必要はないし、人の形をしている必要すらない。また、アバターは物理的なものにもできる。つまり、VRは人型ロボットやそうでないロボットに人が憑依するためのインタフェースになる。
2019/5/19 18:25

ヒトのような知能を持ったロボットの開発にはまだ時間が掛かるけれど、中に人が入っているかのような、高度な動きをするマイクロマシンや巨大ロボットは、VRで実現し得るわけだ。酔いや電源など課題はあるけど、VRは人に新たな身体を獲得させる技術だといえる。
2019/5/19 18:30

VRで獲得される新たな身体は、人体より頑健で安価にできる可能性がある。人体は保守期間が数十年にも及ぶ高価な精密機械だから、VRで得られる義体は、意識をより安全な形で活用できる手段になり得る。ドローンが人を載せないことで、ヘリより小型で機動性が高く安価な空撮手段になったように。
2019/5/19 18:47

ただ、全ての人の活動をVR化できるかというとそれは難しい面がある。高度な操作ができる物理義体は高価だし、人の営みには物理的な人体の方が有利な活動も多くある。それでも、生活の何割かがVRで実現できる選択肢ができることで、生きやすさや楽しさを感じる人が増えるならば、VRは普及すると信じる。
2019/5/19 18:58

社会として見ても、物理的な人体と物体の移動を、人力で維持することを前提としたシステムは、控えめに言っても持続可能ではない状況になってきている。そして、人の実質的な存在と移動を可能にするVR技術が実用的になり、普及が始まっている。その先にある社会の形は、今後20年で大きく変わるだろう。
2019/5/19 19:06

その際に鍵になるのは、VRで実現可能な分野と、物理でやる方が良い分野をある程度きめて、どちらも破綻しないようにしつつ、できる範囲でVRを活用する方向で調整するのが良いのではないかとおもう。人の習慣や慣習はなかなか変わらないものだけど、楽しいことや便利なことはいずれは広まるものだから。
2019/5/19 19:13

補足:VRと密結合・疎結合に先に言及されていたのは、VR音響技術者のよしたかさんで、私の印象に残ったフレーズだったのを後から思い出したので、該当のツイートをここに追記しておきます。

VRChatでフレンドになった日時の履歴を確認する

注意:2021/3/5以降、本ツールは動作しません。

ダウンロードは、下記のリンク先の「VRChat_Friend_History_v1_0_2.zip」です↓

github.com

使い方:

  1. credential.json をメモ帳で開く
  2. {USERNAME} を自分のユーザ名に置き換え
  3. {PASSWORD} を自分のユーザ名パスワードに置き換え
  4. exeを実行
  5. 生成された VRChat_Friend_History.txt を確認

f:id:sunasaji:20190514023337p:plain

2019/5/13 1:20

フレンドになったとき、相手からunmuteされたことがmoderation履歴に残るので、それをAPIで抽出しています。なお本ツールには @amausagiiiii さんの IsAnyoneInVRC のコードを流用させて頂いています。ありがとうございます。

github.com

2019/5/13 1:31

私のツールですが全フレンド分の履歴が出ないみたいなので確認中です、ご注意下さい。対応できたら更新版を出します。

2019/5/13 16:34

credential.jsonのユーザ名とパスワードに中括弧 { } を入れて保存して、ログインできないケースが見られたので、中括弧を削除したバージョンを上げました。v1.0.1でログインできていた人は更新は不要です。また、VRChatの仕様で全てのフレンドさんの情報は出ないようですが、ご容赦ください。

f:id:sunasaji:20190514024114p:plain

2019/5/13 23:43

2021/5/7追記: 2021/3/5以降にVRChatのModeration APIが廃止されたことにより、本ツールは使えなくなっています。スミマセン。

VRChatコミュニティガイドラインを和訳

コミュニティガイドラインを非公式で和訳しました。最近、某ワールドのぶっこ抜きデータを勝手に上げる輩が見受けられるのでやってみた。VRCのガイドラインは守って安心できる面を増やしていきたいですね。久々の訳だったので2時間半くらいかかった。


非公式ですが、いまのVRChatのコミュニティガイドラインの和訳を置きました。無法者も跋扈する昨今、BANに関するルールブックとして役立つ場合があるかもしれません。ただ意訳もあるのと私は法律の専門ではないので、厳密には原文を参照し、誤訳などがあれば教えてください。
hackmd.io
2019/5/5 1:46

VRCからぶっこ抜いたアバターやワールドをアップロードしているユーザがいたら、明確に吸い出し(Ripping)の項に引っかかるから、対象ユーザは「permanent ban from VRChat」になることが期待できる。お気持ち表明は私は好きだけど、アバターやワールドの拡散を止めたい場合は通報するのが早いかも。 2019/5/5 1:57

VRChatのワールドを自動ロードする

VRChatのワールドの中には数百MBになるワールドがあり、回線が細い人はロードだけで30分とか待たされる場合もあります。

また、Vケット2では全部で11個のワールドがあり、一つ300MB程度なので、合わせると3GB以上となる巨大コンテンツです。細い回線の人が自分でロードしようとすると、貴重なプレイ時間が無駄なワールドロードに浪費され、自分がロード画面を眺めているうちにフレンドさん達はワールド探検を終えてしまう悲劇が起きます。

しかし、寝ている間や出かけている間に、重いワールドをあらかじめロードしておけば、次に行ったときにすぐにワールドに入ることができます。そのためのツールです。

Vケット向けワールド自動ロードツール


※上記のURLは古くなったので公開停止しています。下方の更新版を使ってください。

URL右上の「Raw」を右クリックして、リンク先のUWSファイルを保存して、UWSCアプリにドラッグ&ドロップするとVRCが起動します。VR機器は外しておいてください。問題があったり会期が終わったら消します。ログアウトされたりエラーが起きたりワールドのIDが変わったり更新されたら諦めてください。 2019/3/9 23:50

UWSCは軽くてちょっとした作業の自動化に便利に使えるツールです。
www.vector.co.jp
2019/3/10 0:56

Vケット会期終了(2019/3/10)のためスクリプト更新

Vケット会期が終わりましたので元のスクリプトはいったん消しました。ワールドIDを指定すると自動でロードするUWSCスクリプトはこちらに載せておきます。VRC公式サイトのワールド検索などで各ワールドのページのURLからワールドIDを取出して、World_Open()に入れてください。
vrchat_world_loader.uws · GitHub
2019/3/11 1:38

※ワールドIDさえ確認できれば、World_Open("ワールドID") という形で指定して、本ツールで自動ロードできます。ワールドIDは https://vrchat.net にログインしてワールドの画面を出すとURL部分に出てくるので確認できます。綺麗だけど重いワールドは、事前にワールドIDを確認して夜中にロードしておいて、次の日にすぐに遊びに行くといった使い方ができると思います。

Vケット2パブリック化(2019/5/3)のため更新

Vケット2に行きたい回線よわよわの人が、寝たり出かけている間にワールドを自動でロードしておくためのUWSCスクリプトを更新しました。ロードしたはずのワールドがロードされていなかった等の問題があれば教えてください。
Vケット2のワールドを順次ロードするuwscスクリプト · GitHub
2019/5/3 4:11

回線よわよわ民向けVケット2ワールドの自動ダウンローダーを更新しました。VRCの仕様変更で、起動URLにユーザIDが含まれないとパブリックワールドに飛ばされるようになっていたので、自分のユーザIDを設定して使ってください。
Vケット2のワールドを順次ロードするuwscスクリプト · GitHub
2019/5/3 12:53

Vケット5のため更新(2020/12/19)

Vket5用のスクリプトを公開しました。 github.com

右上の「Code」メニューの「Download Zip」からダウンロードできます。 f:id:sunasaji:20201221173023p:plain

Vケット6のため更新(2021/8/14)

github.com

2019/04のVR所感