QuestからクラウドゲーミングPCにVirtual Desktopで接続してPCVRを使う

太平洋越えのクラウドVRをやってみたら案外使えた。無線環境さえ良ければPC無しでもPCVRが使えそう。初期コストも安く済む。

PaperspaceのP5000インスタンスを使う

使ったクラウドマシンはPaperspaceのP5000インスタンスQuadro P5000はGTX1080よりはやや描画性能は劣るけど普通に使う分には十分だと思う。利用料は1時間で0.78ドル、1か月だと456ドル。あとデータ保管料が50GBで月5ドル。VRのライトユーザーならつよつよPCを買うよりも安くなる場合もありそう。
2019/6/29 3:46

P5000のインスタンスは最初は鍵マークが付いてるけど、クリックすると理由を入れる欄が出たので、クラウドゲーミングで使いたいと書いたら、しばらくすると使えるようになった。このプロモコードから登録すると10ドルお得になるのでよかったら使ってね、私もお得になります。 https://paperspace.io/&R=2VKCZ4L
2019/6/29 4:00

クラウドマシンだから、シャットダウンしておくとマシン利用料はかからない。ただ50GBあたり月5ドルのストレージ利用料は掛かる。一定時間接続がなかったら自動シャットダウンするように設定もできる。8CPUメモリ30GBだから作業用PCとしても十分なスペックだし、GPU付きクラウドVMとして割安だと思う。
2019/6/29 4:11

インスタンス構築手順

Paperspace P5000インスタンス構築の手順

1. 西海岸を選ぶ
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2. ライセンス付きWindows10を選ぶ
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3. 鍵がついているけどP5000をクリックする
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4. 理由を聞かれるのでクラウドゲーミングで使いたいとか書いてSubmitを押してしばらく待つ。私の場合は5時間ほどでリクエスト承認のメールが来た。
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2019/6/29 4:39

5. P5000が選択可能になったら選択して、作成台数が1台となってるのを確認する。
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6. 自動シャットダウン、自動バックアップ、静的IPアドレスを設定する
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(追記:後述しますが、不要ならsnapshotと静的IPアドレスはOffにしましょう。それぞれ月1ドルと3ドルがかかります。)

7. クレカ情報を入れて、右下の「CREATE YOUR PAPERSPACE」ボタンを押す

8. しばらく待つとマシン作成が終わるのでクリックするとWindowsの画面が開く
2019/6/29 4:49


9. Steam, SteamVR, VRChat, Virtual Desktopをインストールする。

10. SteamVRでルームセットアップをする。私は立位のみでセットアップした。

11. QuestでVirtual Desktopを買い、更にサイドロード版のVirtual Desktopをインストールして起動する。こちらがわかりやすいです。
【Oculus Quest・Oculus Go・GearVR・SideQuest】Virtual Desktopのサイドロード版がSteamVRに対応したので試してみた | オタ趣味ブログ
(追記:10と11は逆です、あとサイドロード版のインストール時にはPCが要ります)
2019/6/29 4:56

11と10が逆だゴメンナサイ。あとはセットアップが終わってVirtual Desktopで繋がったら、VRCなどのSteamVRのアプリを起動するとVRモードになると思う。
通信環境は重要になるけど、Questだけ持ち出して出先でPCVRしたり、重いVRレディPCがなくても必要なときにつよつよPCが使えるのはおもしろいかも。
2019/6/29 5:10

6の訂正と補足です。バックアップ(スナップショット)は50GBで月1ドルなので、使わないならOffにするとよいと思います。静的なパブリックIPも月3ドルなので不要ならOffにしましょう。スナップショットは安いので安定稼働しているときに1つ取っておくとよい気もします。
2019/6/29 16:54

追記:Virtual Desktop経由のVRChatでマイクからの音声が入らない現象が起きています。VRCのログには下記のようなメッセージが出ます。対応方法がわかったら教えてもらえると助かります。

Error      -  Starting Microphone failed. result=60 (Error initializing output device. )
Log        -  [USpeaker] uSpeak [1][1589439628]: MicrophoneStart: failed to start recording from microphone device 0 'Microphone (Virtual Desktop Audio)'. This can be caused by the device being in use, a sound card or microphone device driver issue, or an unsupported microphone.

追記:マイクを許可したら使えました。設定手順です。

  1. 画面左下のWindows→Settings→Privacy→Microphoneを開く
  2. 「Allow apps to access your microphone」を「on」にする

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こちらが参考になりました。 WS 2019 microphone issue