VRChatの自由度とソーシャルVRの未来

Oculus Questの性能とVRC

Oculus QuestとかVRC運営の動きを見てると、VRChatコンテンツの自由度は今後下がる気がしてる。パーティクルやシェーダやライトはデフォルトのものから選ぶ形になったり、容量やSet Pass Callに上限が定められたり、アバターのアニメーションはプリセットから選ぶ形になったりする可能性も無くはない。 2018/9/30 23:03

Oculus Questはコンシューマ向けVR機器の本命で、PC不要で399ドルで頭も手も6DoFだからVR入門に最適だし日常にも使い易い。ただ、スマホ同様の処理能力だから負荷の高い処理はできない。トラストで描画に制限を掛けるとしても、データに制限を掛けなければPCとモバイルで同じ世界観の共有は難しそう。 2018/9/30 23:05

そして、VRChatはOculus Questの市場は外せないだろう。そのためにはPC側の描画のリッチさを削ってでもモバイルと共通の世界にするとか、アバターやワールドを容量や描画の負荷によって「PC専用」か「PCモバイル共用」にレベル分けするというのは、あり得る未来だと思う。 2018/9/30 23:08

Oculus Questに向けて、PC向けの人気VRコンテンツの描画負荷を下げる方向で再開発が進められているし、VR開発はしばらく低負荷を目指すのがトレンドになりそう。VR機器の発展によってPC向けにはリッチなVR空間を作りやすくなってきた所で、モバイル化によって軽量化への揺り戻しが来るわけだ。 2018/9/30 23:10

軽量系ソーシャルVRのリッチ化

あとはOculus GoやGear VR等のモバイルVR向けのVRコンテンツの6DoF化も進みそう。この方向では、AltspaceVRやRoomsやvTimeや52Chatみたいな軽量系ソーシャルVRが、どれだけVRChatに迫れるかという所も気になる。clusterもこちらに近いかな。VR日常生活が快適な世界を探していきたいね。 2018/9/30 23:16

世界や人を軽量化する

あとこれからVRやVRCで何かを作ろうとしている人は、モデルローポリ化やテクスチャ低解像度化やメッシュ結合などで軽いコンテンツを作るスキルを持っておくと、いずれ役に立つかもしれない。VRCには軽量でも綺麗なワールドやアバターもいろいろあるし、気にして損はない気がしてる。 2018/9/30 23:26

そして軽量化って、人にとって必要な世界の本質だとか、他者に見えていてほしい自分の存在感だとかを突きつめていく作業でもあるのだよね。考えてみれば人間は30兆以上の細胞で構成される精密生体機械なわけだけど、VRCではそれが高々2万ポリゴンであれだけの存在感を再現できているわけで面白いよね。 2018/9/30 23:41

手段や遊びを楽しむ人が未来をつくる

だから、たとえVRCの緩さがいつまでも続くものではなかったとしても、開発手段がある限り創造的な挑戦の余地は残ると思う。そしてプラットフォームに拘らずに面白い世界を探したり作ったり遊びつくしたりする人達が居るかぎり、VR社会の未来は明るいと思ってる。 2018/9/30 23:56